こんちゃ!元公務員現役フリーランスフォトグラファーのたかちゃです。今回も(一財)日本原子力文化財団さまよりお話しをいただき、夏の京極町について取材してきました!今回はロードバイクで京極町の魅力にたっぷり触れてきましたよー!
- 京極町でサイクリングが楽しめることがわかる!
- 京極町で観られる絶景についてわかる!
- 京極町で食べられるグルメ・スイーツがわかる!
京極町の概要について
京極町は北海道後志地方の東部に位置する、人口約2800人(令和5年8月末現在)の町です。羊蹄山の麓にある町のため、その湧水を観光資源とし「日本で最も美しい村」連合にも加盟し、名水の里として知られています。町の特産品は男爵いもが挙げられますが、やはりふきだし公園を軸とした羊蹄山の湧水を使用したグルメ・スイーツも特産品として挙げられます。
町の花はひまわりで、夏の時期は町内の至るところで綺麗なひまわりを楽しめます。
北海道・京極町の絶景を楽しみながらのサイクリングがとても気持ちよかった!
今回の取材は新しい趣味として今年の春から始めた、ロードバイクを使って行いました!車で移動するのと違って、ゆっくり景色を楽しみながら取材をすることが出来たので、より深く京極町の魅力に近づけた気がします。
次の章からは、そんなロードバイク初心者の僕がどこをどういうルートで走ってきたのかを、京極町の綺麗な景色を交えながら紹介していきます。
走り始める前に、京極町ふき出し公園で迫力ある湧水の滝を観ながらボトルチャージ!
ロードバイクで走る際に準備するものは色々とありますが、やはり水分の準備は必須。ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどをボトルに入れて持って行かなければなりませんが、先ほども紹介したとおり京極町では羊蹄山の湧水が汲み放題のスポットがあり、ドリンクを現地調達できてしまいます。なんて贅沢なんだ…
場所は京極町道の駅「名水の郷きょうごく」に隣接するふきだし公園。ここでは1日約8万トンもの水が名前のとおりふきだしています。その水は、降り注いだ雨や雪が長い年月をかけて羊蹄山に濾過されることで、ミネラルを豊富に含んだ名水として知られ、また年間をとおして水温もほぼ一定であることからたくさんの人が水を求めて訪れます。
勢いよく流れる滝を目の前に、思う存分羊蹄山の名水をボトルチャージ!
いざ、京極町サイクリングスタート!
ふきだし公園を出発し、まずは京極町の北側へ向けて走り、倶知安町との町境を目指します。朝5時頃ということもあり、朝霧がすごい…。進行方向左側に羊蹄山が見えるはずでしたが霧で見えず。倶知安町との町境までは若干上り坂多めの峠道でしたが難なく町境に到着。
さあここからが本当のスタートだ、と気合いを入れ、次はゴールの喜茂別町との町境を目指します。今度は進行方向右側に羊蹄山が見えるはず、と目をやると、ほんの少しだけ羊蹄の中腹が見えました。
不安になりながら喜茂別町へ向けて進みます。京極町市街地を走り、京極町役場のT字路を右折。右折したあとはひたすら真っ直ぐ走ります。その頃には心なしか霧も晴れてきましたが、まだ羊蹄山は姿を現わしません。
道中、上り坂はいくつかあったものの、ほぼ平坦な道でとても走りやすかったこともあり、あっという間にゴールである喜茂別町との町境に到着してしまいました。
結局最後まで羊蹄山の全容を観ることなく完走してしまいましたが、ひたすら続く一本道や広大な草原の間を走る、北海道を存分に感じられる約11.7キロで、初心者の人でも楽しみながら簡単に走り切れるコースだと感じました!
ちなみに今回走ったコースは2016年開催のツール・ド・北海道第3ステージのコースを参考に京極町のコースを抜粋して走りました。
町花のひまわりと一緒にパシャリ!
先ほど町の概要の部分でも紹介しましたが、「ひまわり」が京極町の町花です。夏になると町内の至るところでひまわり畑が綺麗に咲き誇りますが、取材に訪れた日が9月上旬ということもあり、時期は過ぎていたため観ることを若干諦めていました。ですが、喜茂別町方面へ向けて走っている最中、まだ咲いているひまわり畑を見つけることができたので、自転車と一緒に写真を撮りました。
なお、その年に農作物の収穫を終えた畑を使用してひまわり畑にするため、毎年ひまわり畑の場所が変わるようです。毎年違った風景の中でひまわりを観られるので、毎年訪れたくなりますね。
絶景と撮れ高を求めて京極町・町営牧場までヒルクライム!!
当初の予定では羊蹄山を観ながらサイクリングをする予定でしたが、羊蹄山は朝霧に包まれていたため綺麗に観ることが出来ませんでした。ですが、時間が経つにつれてその霧もドンドン晴れていき、雄大な羊蹄山が徐々に姿を現わし始めました。これはいける!!ここまできたからには綺麗な羊蹄山を写真に収めたい!!
羊蹄山を観られるスポットを検索すると、どうやら町営牧場からの眺めが良いことがわかりました。ただ1つ問題が。そのスポットまではヒルクライム、つまり山を登らなければいけないということです。ヒルクライムは自分の苦手分野、なんなら少しの上り坂もできれば登りたくないので、普段よく走るコースは上り坂を回避するようにひたすら平坦の道を走っています。
だがしかし!今なら登れる気がする!そう、ここまできたからには綺麗な羊蹄山を観たいのだ!
そんなモチベーションが上がった状態で町営牧場へ向かいます。ちなみに牧場と言っても牛はおらず、今は採草地として活用しているようです。
ふきだし公園から市街地を抜け、町営牧場入口につきました。ここからついにヒルクライムが始まります。
登り始めは、感じるか感じないかくらいの勾配で、気持ちよくスイスイ進めます。しかし登っていくにつれ、明らかに勾配がキツくなってきました。加えて路面が若干荒れてきました。それでもまだ足つき無しで登ります。
辛くなってきましたが、残り約1km。登り切れるかも…!と思いながらカーブを抜けた先に突如、今まで走ってきた以上の急勾配が…
静かに自転車を降りました。
自転車を押して登っていくと、視界が開けて看板が見えてきました。この看板を超えるとゴールはもうすぐそこ。ここからは勾配も緩くなってきたので再び自転車に乗ります。やっぱり最後くらいは自転車に乗ってゴールしたいですからね。ちなみにこの看板から先はさらに路面が悪くなるのでパンクには注意が必要です。
看板を通り越し、緩いアップダウンを何個か抜け、ようやく辿り着きました!辛かったものの、登ってきて大正解!雲の帽子を被った綺麗な羊蹄山と愛車を撮影。絶景を眺めながら感じる達成感が気持ちよかったです!!
京極町をロードバイクで走ってみた感想
今回初めて京極町をロードバイクで走りましたが、走ってみて感じたのは、サイクリストに優しい町だなということです。
ヒルクライムの一部を除き、路面は比較的綺麗でしたし、自転車走行レーンも整備されていました。また、道の駅や飲食店はもちろん、コンビニにもサイクルラックが設置されていることには驚きました。
羊蹄山の景色も楽しめて、町全体でサイクリストに優しい整備がされていることから、ぜひサイクリストに走っていただきたい町です!
昔懐かしい雰囲気の京極町グルメ!
ここからは、京極町で食べたグルメを紹介します。今回紹介するグルメは下記の2つ!
- ひさしの大盛りカツカレー
- 名水うどん野々傘の羊蹄ぶっかけうどん
40年続く、町で唯一の食堂「ひさし」
京極町に前乗りして最初にいただいたご飯。北海道の夕方のニュースで紹介されたこともある京極町唯一の食堂、「ひさし」さんです。名物はカツカレー。来店前に電話でお店が開いているか確認したところ、「やってるよ!何食べる?カツカレーかい?」と聞かれるほど、お客さんのほとんどがカツカレーをオーダーするみたいです。
開店と同時に入店。その日はお母さん1人で注文から精算までやられていました。
お客さんも自分1人だったこともあり、色々とお話しを伺うことができました。
昔は公共工事の関係者で賑わっていたこと、コンビニが増えるにつれてお客さんが減ってしまったこと。人口減少も進む中、これらの要因で苦しい時期もあったが、好きなことだからずっと続けていくということ。好きじゃないと40年もやってられないからね、といいながら見せてくれた笑顔がとても優しかったです。
お兄さんも今の仕事が好きなんでしょ?頑張りなさいね!と励まされました!
カツカレーは、懐かしくてほっとする味の中に、しっかりスパイスを感じられる、手が止まらなくなる系のカレーでした。カツの揚げ具合もサクサクで最高。美味し過ぎてあっという間に食べちゃいました。
店内は昔ながらの食堂という感じで、雰囲気があります。
開店前から行列のできる「名水うどん野々傘」
次に紹介するのは、羊蹄山の名水を使って作るうどんが名物の「名水うどん野々傘」です。古民家をリノベーションしているため、店内はとても雰囲気がありました。超人気店で開店と同時に満席のためお店の中の写真は撮れず…
事前リサーチで、開店前から混むことがわかっていたので開店40分前に到着。無事駐車場に停めることは出来ましたが、それでもすでに5、6台先客がいました。
開店前ですがお店のドアは空いていて、レジ前のEPARKで順番待ちの予約をします。開店を待っている間も続々と車が入ってきて、あっという間に駐車場はほぼ満車状態に。お店の混雑が予想されたのか、開店20分前に入店・注文することが出来ました。
オーダーしたのは「羊蹄の恵みぶっかけ」。
肉厚椎茸、サクサクごぼう、プリプリまいたけ、シャキシャキちんげん菜、とろーり半熟卵、うま味ぎっしりエビ、ボリューミーなちくわの天ぷらがトッピングされた贅沢なうどんです。麺は口に入れた瞬間は柔らかめなのかと思いきや、いざ噛んでみるとモチモチもしていて不思議な食感ですごく美味しい!そして魚介の出汁がしっかり感じられる甘めのつゆもまた美味しい!それらひとつひとつの具材をゆっくり楽しんだ後のクライマックスは、味変に用意してくれるレモン汁!スッキリ食べ終えられますので、このままおかわり出来そうでした笑
駐車場から車が溢れるくらい超人気店ですので、気になる方はぜひ開店前から向かうことをオススメします!
羊蹄山の湧水を使った絶品スイーツとコーヒー!
続いて紹介するのは以下のスイーツとコーヒーです!
- 京極名水甘味処江守の水まんじゅう
- 自家焙煎珈琲かふぇもか店の名水アイスコーヒーと、つやごし京極プリン
SNSで話題!透きとおる水まんじゅう
ふきだし公園に隣接する「京極名水甘味処江守」というお店で購入しました。葛粉と寒天がベースになっているまんじゅう部分が透き通っていて日光に当たってキラキラしていました。きなこと黒蜜でいただきます。お店の前には椅子とテーブルも用意されていますので、ゆっくり食べることができます。このふきだし公園の水で作られたという水まんじゅう、プルプルで美味しいのに加え、SNS映えも狙えるだけでも十分満足できるのに、冷たい緑茶もついて400円というワンコインでお釣りがくるほどコスパが高い!
滝を観て涼みながらの名水アイスコーヒーが最高
次に紹介するのは同じくふきだし公園に隣接する「自家焙煎珈琲かふぇもか店」です。先ほど紹介した甘味処江守さんのお隣にお店を構えています。
こちらでは名水アイスコーヒーを注文しました。こちらももちろん、店名のとおり京極町の湧水を使って作られたコーヒーです。味はいわゆる深煎りコーヒーなのか、苦味がガツンときます。でもその分コクを感じられるし、余韻が長く続くので、コーヒーを飲んでいるぞ!という満足度は高い一杯でした。
お店の前には座って飲めるように椅子やテーブルも用意されていますが、オススメはコーヒー片手にふきだし公園の滝を見にいくこと!お店の裏手から滝に向かって降りられるようにスロープになっていて、1,2分で滝までたどり着くことができます。滝から溢れるマイナスイオンを感じながらのコーヒータイムは最高でした。
絶品!口どけ最高レベルの濃厚プリン
続いて紹介するのは先ほど紹介した「自家焙煎珈琲かふぇもか店」で購入した、つやごし京極プリンです。こちらはテイクアウトで購入しました。複数個購入で保冷剤もつけてくださるのでお土産にもいいかもしれません。
色々と種類がある中で購入したのは、看板にオススメと紹介されていた白いカスタード。帰宅して夕食後のデザートにいただきました。スプーンを入れた感触は、少し固めのプリンで食感はとてもなめらか。ヨーグルトを食べてるんじゃないかと一瞬錯覚するくらいなめらか!これがつやごしか…‼︎と感動していたらあっという間に完食…。
これはリピートしてしまう…ネットで買えないのかな?と調べてみたところ、買えました。下記リンクより注文することができますので、気になる方はぜひ!
京極町を訪れてみて〜まとめ〜
今回京極町を訪れてみて持った印象は、羊蹄山の湧水を町の観光資源として上手に活用している町であると同時に、町の至るところでサイクリストへの優しさが見える町でした。
コロナ禍においてサイクリスト人口が増えたとも言われており、まさしく自分自身もそのうちの1人ですが、そんなロードバイク初心者の人でも楽しく快適に自転車を楽しめる町だと感じます!今回はふきだし公園と羊蹄山、町営牧場を取材させていただきましたが、まだまだ魅力が隠れていそうです!
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