こんにちは!
元公務員・現役フリーランスフォトグラファーのたかちゃです!
以前、初心者にオススメする被写体の1つとして動物の写真をオススメしました。(その記事はこちら)
可愛らしい瞳、ふわふわもふもふの毛、あざと可愛い仕草。
最高ですよね!
そこで、いざオススメされたものの、どうやって撮ればいいか分からない人もいると思います。
今回の記事では、野生動物をメインに撮り方や、必要なレンズ、オススメの設定などについてを解説していきます。
この記事はこんな人にオススメ!
・野生動物の写真を可愛く、または綺麗に撮りたい人
・新しい被写体として野生動物写真にチャレンジしたい人
・動物写真にマンネリを感じている人
本題に入る前に少し自己紹介をさせてください。
僕は北海道のとある自治体で地方公務員として働いていましたが、一度きりの人生、自分の好きなこと・得意なことで生きていきたいと思い、「世間では」安定と言われる公務員を退職し、現在はフリーランスフォトグラファーとして活動しています。
詳しいプロフィールはこちら。
これまでの【写真・カメラ】カテゴリーの記事はこちら。
さて、それでは本題に入っていきましょう!
\\\\٩( ‘ω’ )و ////よっしゃいくぞー!
野生動物写真にオススメのレンズ
野生動物はペットや動物園の動物と違って、基本的に警戒心が強く、人が近寄ったり音を出してしまうと、すぐ遠くまで逃げてしまいます。
遠くまで逃げなくても、一定の距離を保ちつつこちらの様子を伺う動物もいますので、どうしても距離を詰めることはできません。(こちらの様子を伺うその仕草がまた可愛らしいんですけどね笑)
このことからオススメするレンズは、望遠ズームレンズです。
焦点距離については出来れば200mm以上のズームレンズが望ましいです。
ただ、あまりにも焦点距離が長いと、被写体をファインダー内で見つけづらくなったり、手振れが激しくなったりと撮影が難しくなってしまうので、自分の撮影技術と持っている装備と相談しつつレンズを選んでいきましょう。
ちなみに僕が使っているレンズはこちらです。
400mmと、超望遠というわけではないのですが、もう少し距離が欲しい時は僕の場合、フルサイズ機ではなく、あえてAPS−C機で撮影することもあります。
APS–C機だとフルサイズ機の焦点距離×1.5倍の距離で撮影できることも覚えておこう!
もし、望遠ズームレンズを買ってみたものの、もう少しズームできたらな、と思う場合はエクステンダーというアイテムをオススメします。
エクステンダーは、カメラに装着するだけで焦点距離を延長できるアイテムです。
多少高額ではありますが、それでもズームレンズを新しくもう1本購入するよりかは断然お財布に優しいので、検討してみてください。
200mm以上の望遠ズームレンズは1本持っていて損はないレンズだね。僕は野生動物だけじゃなく、プロ野球やアーティストのライブ撮影にも望遠ズームレンズを使っているよ!
野生動物写真にオススメのカメラの設定
次にお話するのは、カメラの設定についてです。
いくら良いズームレンズを買ったとしても、適正な設定がされていなければ良い写真を撮ることはできません。
ではどのような設定が良いのでしょうか?
簡単に想像できるかもしれませんが野生動物を撮影する際は、シャッタースピードを速くして連写で撮ることです。
動物はその文字の通り常に動いていますよね。
ここだ!と思ったタイミングでシャッターを切っても、撮った写真を見てみたらブレてたということ、ありませんか?
その失敗の可能性を限りなく低くする方法が、シャッタースピードを速くして連写で撮るという方法です。
ただ、シャッタースピードを速くするだけでは暗い写真になってしまいますので、ISO感度で明るさを調整してあげましょう。F値は1番小さい値(解放)で大丈夫です。
その調節が難しかったり、慣れないうちはシャッタースピード優先モードとISO感度をオートに設定しましょう。
この併せ技で、シャッタースピードだけを設定してあげれば、カメラが自動でその場に適したF値とISO感度に設定してくれます。
ここで教えた設定にしたら、あとは失敗を恐れずガンガン撮ろう!
野生動物の撮影方法①正面から撮ってみる
オススメのレンズやアイテムも、カメラの設定の仕方もお話しました。
ここからは実践編です!
いざ野生動物を目の前にして撮影する時のバリエーションをこれからお話ししていきます。
まず1つ目の撮影方法は正面から撮ってみる。
これは一般的に「日の丸構図」と言って、誰もが簡単に被写体を引き立たせて撮ることができる撮影方法です。
簡単に撮れるのに、シンプルかつ大胆でまとまりのある写真になりますよ。
正面からの日の丸構図は誰でも簡単に撮れるからオススメ!
野生動物の撮影方法②ローアングルで撮ってみる
続いて紹介する方法はローアングルで撮ってみる。です。
ローアングルから撮影することで、迫力ある動物を撮影することができます。
また、野生動物ならではの厳かさというか、神聖な生き物に見えるというか…。
ペットや動物園で飼育されている動物とは、いい意味で異質な雰囲気を表現することができます。
ローアングルで普段見る動物とは少し違った雰囲気を表現してみよう!
野生動物の撮影方法③背景を意識してみる
これまでお話ししてきた撮影方法は被写体である動物をメインにした撮影方法でした。
これからお話しする撮影方法は動物だけではなく背景を意識してみる、という撮影方法です。
先ほど、カメラの設定の部分でF値は1番小さい値(解放)で良いとお話ししましたが、今回は少しF値を上げて背景にもピントが合うように設定しましょう。
背景にもピントが合うように撮影することで、観る人に奥行きを感じさせることができます。
背景と一緒に撮影することで、被写体である動物にストーリー性が生まれるよ!
野生動物の撮影方法④寄りで撮ってみる(向こうから近づいてきた場合)
最後に紹介する撮影方法は、寄りで撮影してみる。です。
これはもちろん、動物から近寄ってきた場合に限り、さらに、自らに危険が及ばない距離を保ちつつ、かつ自己責任でお願いしますね(※当ブログでは一切の責任を負いません)。
寄りで撮影することで、一層可愛い表情を撮影することができます。
近寄ってきた場合、望遠レンズでの撮影は難しい場合があるので、広角レンズか単焦点レンズを使いましょう。
僕がおすすめするレンズはこちら!
どちらのレンズも動物写真だけでなく、風景撮影やカフェ撮影など、いろいろなシーンで使える汎用性の高いレンズです。
近くで撮影すると、ふわふわな毛並みとか綺麗な瞳がより一層引き立って撮ることができるね。
動物写真を撮影する際に絶対にやってはいけないこと3選
ここからは、動物写真を撮影することに絶対にやってはいけないことをお話ししていきます。
下記の通りまとめましたが、これは、撮影者本人の安全のためだけでなく、野生動物の生態系にも関わってくる大切なことですので、絶対にやってはいけません。
・必要以上に近づくこと、自分から近づくこと、動物に触ろうとすること
・立ち入りが禁止されているような危険な場所には行かないこと
・餌をあげようとすること
上2つの理由は、撮影者本人の身の安全を守るために絶対にしないでください。
いくらこちらに悪意はないとしても、何もわからない動物にとって人間は非常に恐ろしい存在になり得ます。
動物も自分自身の身を守るため、噛み付いてきたり、爪で引っ掻いてくるかもしれません。
野生動物は唾液や爪の間に病原菌を持っていた場合、傷口から病原菌が体に入り込み、動物由来感染症になってしまう可能性も十分に考えられますので、気をつけて撮影をしてください。
絶対にやってはいけないことの最後は、餌をあげようとすることです。
一度、人間から餌を貰うことを覚えてしまった野生動物は、狩りをしなくても餌がもらえるため、徐々に狩りをしなくなっていきます。
その結果、狩りの成功率が下がり自分自身の力で生きていくことができなくなり、餌をもらおうと人間の生活圏内まで入り込んでくることに繋がります。
そして最終的に、人間の生活圏内に入り込んできた動物たちは有害鳥獣として駆除されることになります。
本当に可愛くて愛くるしくてたまらない動物で、餌をあげたくなる気持ちはとてもよくわかります。
でも、将来の彼らのため餌をあげる気持ちはグッと堪えて、逞しく生きろよというエールと、撮らせてくれてありがとうという感謝の気持ちを送ってあげるようにしましょう。
本来、野生動物と人間が同じ場所にいるべきではないということを肝に銘じて撮影しよう。
野生動物の撮影方法まとめ
ここまで野生動物の撮影方法を、必要機材や注意点と一緒にお話ししてきました。
まとめます!
・おすすめレンズは200mm以上の望遠レンズ
・おすすめの設定はシャッタースピードを速くして連写。F値は解放でOK!
・撮り方は「正面」「ローアングル」「背景を入れる」「寄りで撮ってみる(注意点あり)」
・「近寄らない・触らない」「危険な場所に行かない」「餌をあげない」
自分も野生動物も安全に、そして、撮らせてくれているという意識を持って撮影しましょうね!
以上!最後まで読んでくださりありがとうございます!
ばいちゃ!
可愛い動物との撮影はとても癒されながらの撮影になるからおすすめ!ぜひ挑戦してみてね!
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